【福博かわら版】福岡市営地下鉄七隈線延伸工事
【福博かわら版】福岡市営地下鉄七隈線延伸工事
地下鉄七隈線は2005年の2月に西区橋本と中央区天神(天神南駅)間が開業しました。
しかし空港線の天神駅と天神南駅の乗継ぎには天神地下街を550m歩く事になります。
空港線と七隈線は天神でしか接続しておらず乗客は大変不便な思いをしているわけです。
現在、2020年開業をめざし天神南からキャナルシティを通って博多駅間の延伸工事をしてます。
完成すれば博多駅で両線がつながり利便性は格段と増すことにになります。
現在、着々と工事は進んでいますが、天神南駅と博多駅の間にできる新駅の工事現場が話題に。
新駅は博多遺跡群(1977年に発見)の南端(博多区祇園町)に出来る予定になっています。
この建設工事現場から弥生時代から江戸時代までの遺構や遺物が多数発見されています。
「古墳時代の小型素文鏡」に「江戸時代の瓦(軒丸瓦)」などが出土しています。
さらには「弥生時代の甕棺墓(かめかんぽ)」 に「鎌倉時代の供宴跡」なども発見されました。
地下鉄空港線の工事の時には唐(中国)から入ったと思われる陶磁器などが出土していました。
その昔、博多が国際貿易の拠点だったことが証明されたと、市の関係者は述べていました。
今現在、七隈線から空港線へ乗り換える場合は、嫌でも天神地下街を通る訳です。
しかし、博多駅まで延伸(博多駅乗り継ぎ)開業すると天神素通りという話も出ています。
福岡市の動脈が変わることで人の流れがどう変わっていくのかは、まったく不明です。
七隈線ができたとき、地図を見て「なんてルートにしたんだ!」と腹が立ったものです。
普通なら天神地下街の下を掘って天神駅を十字状にしないといけないでしょう。
あと、作るなら薬院から天神・中洲・博多港・千代・博多駅・住吉と通って薬院に向かうループがよかったかと思います。博多港を利用する韓国の船を利用する人や国際センターやサンパレスの人が利用できると思います。
それから、ドームの混雑解消に地下鉄をドーム周辺まで掘ってほしいです。